PC版『FLOWERS 秋篇』の感想文&ちょこっと考察(ネタバレあり)
発売日に届いてすぐには製本作業があって出来なかったのですが。
日が変わった28日の1時頃からプレイ開始して、同日の21時頃にはすべてのシナリオとキャストコメントと音量調整で使われているボイスを聞き終わったので、大体28日一日使って『FLOWERS 秋篇』をフルコンプ致しました。
プレイするだけだったらこんなに時間かからないんだけどね……メモ取ったり他からの邪魔が入ったりとかしながらだったので、すごく時間掛かったわ……。
大半は、瑞沢さんのお声に「ふぉぉおおおおおおおお(*´Д`*)」ってなってた時間なのは、ここだけの秘密です。
そんな感じで、少し時間を置いて冷静になり考えがまとまり始めたので、書きながらまとめつつ感想文を綴りたいと思います←つまりまとまってない
ネタバレには全く配慮しないので、まだ未プレイ、もしくはプレイ中の方はご注意下さい。
目次
待ちに待った『FLOWERS』秋篇
お前……メインが譲葉先輩だぜ……瑞沢さんが喋りたい放題だぜ……!!ってことで、今か今かと待ちわびました。
最初に結論を申し上げますと、「待ってて良かった!!!!」です。
どうしてそうなのかはたっぷり後述しますが(笑)、こう……やっと……イノグレチックに……なった……!!
おれはこういうのをやりたかったんだ!!って感じの雰囲気でした。終わり良ければ全て良し。世は事も無し、です。
いや、万人に大手を振って勧められるかっつったら、大人しく夏篇「だけ」を薦めたい気持ちもある(笑) 春もアレやしな……。
でも、始まりの物語からずっと綴られていくお話なので、全部薦めるわ。
夏が超さわやかさんである意味異質なだけなので。本当に嵐の前の静けさという隠れ蓑的な季節だわw
そんな感じで、幼なじみCPがほんっとに大好物な身としては、キャラのやりとりにもとても期待した秋篇。
譲葉先輩のようなトリッキーな人の内面が脆くないわけがない。そんな確信を胸に待っていたのですが、まさにドンピシャでした。
ありがとうございます。ありがとうございます!
大変おいしかったです……ありがとうございます……!!
でも、あんなにワンコだなんて思わなかった……でもかわいいよ譲葉先輩!!
悩んでいく過程も実に幼なじみのテンプレで、いい。風邪引いた時の看病とかな。テンプレだよ!
だから、だからな……余計に残念で仕方がないのですよ。
どうしてネリー先輩が終始綺麗なままだったのか、が。
父からの教えで上っ面な関係ばっかりで、それを譲葉先輩の母親に見抜かれてショックだった事は認めよう。
大病に臥せって内気になったというのも、わかるからそれでもいい。
そこからが、ネリー先輩としてのキャラが弱いんじゃないかなって、感じてしまいました。
もっと赤裸々に、依存させていた譲葉先輩に実は自覚・無自覚共に自分も依存しているんだというのを描いて欲しかった。
譲葉先輩の母親の言葉があるからこそ、余計にズブズブになっちゃった、みたいなやつ。
あれはあれでズブズブだったかもだけど、違う。そうじゃない。
基督教徒として抑えていたとかじゃなくて、ネリー先輩の我欲のままを押し通した黒い感じのヤツを貫いて欲しかった……。
踏み止まっちゃう理性が強すぎて、お前本当に小学生かってか、中学生か?って思いました。
確かに、考えちゃいますけどね。自分がどうかと考えたら、考えた黒歴史もありますが(笑)
きちんと本編に華を添えてくれただけに、個人的にはとても悔やまれます。
秋の立ち回り如何ではネリー先輩の株がうなぎ登りになるかと思いましたが、平行線で苦手なままだっ……た。
そして、今一度、キャラの年齢に疑問を持ってしまう季節でした……(笑)
譲葉先輩もすごく好きだけど、瑞沢さんキャラの一番には成り得なかったなぁ……。
それから、沙沙貴姉妹。
やはり妹だったな……個人的には林檎氏の方が好きなので、ですよね!って感じではありましたが。
姉も姉で随所で頭が切れる感じなので、そんなに出来が悪いということもないと思うんだけどなぁ。
春のようなトラブルメーカーとしてのなりは潜めた感じではあったけれど、やっぱりやらかしてくれるのはこの姉妹だなって(笑)
なので、今回メインでもあるし、春に見せたような成り代わりをどこかでまたやってくれるんだろうなって思ったら、よもや譲葉先輩相手とは……。
気になったのは、苺姉ぇは一体ナニをされたのかという所ですかね……。
首筋にキスマークとか、どんだけいちゃついてきたんや、的な。相手が相手なので致し方なし、か(笑)
姉妹百合なENDは、なんか微笑ましかった感じでした。
正直に申し上げると、血縁者同士の肉体的な触れ合いをするCPってNL・BL・GL問わずどんなものでもダメなんですよ……。
なので、沙沙貴姉妹がメインに上がる事でそういう姉妹百合な終わりもあるんだろうな、と思っていたのですが。
なんか……すごく微笑ましかった。です。譲葉先輩効果かな……すごい。
あと、譲葉先輩が林檎を選んだEND。
譲葉先輩的にどうやってもネリー先輩への想いって断ち切れないと思うから、どうなるんだろう……って思っていたのですが。
あれはあれでとても優しい終わり方だと思いました。
ネリー先輩に恋敗れちゃうENDも、あれってありだと思ったんだけどなぁ。
思ったけど、やっぱり、話の上で金銀が学院に残っているというのは回しづらいものがあるのかな。
そして、TRUEENDである、譲葉先輩とネリー先輩が共に学園を去ってしまうEND。
あぁ……と思いました。やっぱり、そうくるのか。と。
思った理由は3つ。
ひとつ、二人ともがニカイアの元メンバーであること。
ふたつ、ネリー先輩にとっては譲葉先輩の手を取るという事は、イコールこれまで培ってきた信仰に背く事になるということ。
みっつ、クリスマスのミサの時に、譲葉先輩が走馬燈のように1年生の事を思い出して死亡フラグ立てたこと。
個人的には最後が一番大きいかな(笑)
図書室で立花にすおさんの事を訊ねている時も「ん?」とは思ったんだけど、ミサの時にあんな盛大な死亡フラグ立てられたら嫌な予感しかしないでしょう……(笑)
でも、学園側に粛正されるという方向でいなくなるわけではないのは、ほっとしました。
これは他の1年にも言えます。
正直な所、今回でまた誰かが攫われるのではないかと思っていたので。
それが、譲葉先輩が近くなった事に起因して沙沙貴姉妹のどちらかなのか、えりか嬢が下手を打って千鳥さん、もしくはえりか嬢本人が居なくなるのか、とか。
頭の切れるのは何人も要らないですからね(笑)
まぁ……他の人でもそうだけど、えりか嬢がいなくなると、余計にすおさんを焚き付けてしまう燃料になっちゃう気もせんでもなく、それこそ「人の死なないミステリー」を覆してしまいそうな感じも無きにしろあらずだけどw
えりか嬢は、夏にダリア先生に際どい発言をしちゃっている前科があるので、千鳥さんとの事が知られたら速攻で粛正されそうではあるのですが。
こいつに限っては、何かそういう展開になってもダリア先生が最後まで庇いそうな気がしたので。
先輩達がクリスマスのパーティ中に抜けたのは、そこが一番隙が大きいから、だったのかなぁ。
たのしみにしていたEXTRAでまさかの
夏からこっち、実はEXTRAが一番の楽しみであったりするのですが(笑)
今回も魅せてくれたなすおさん……。
二分されるんじゃないかと思いますよね、ここの反応。アレか、アレかで。
前者は、まさかの全年齢版でやらかしやがったアレで。
後者は、一番最後に墓標を見ていたすおさん。
最初の方はね……耳を疑ったよ……(笑)
最初の息遣いで、あぁ、起きた時にうにゃうにゃしているのかーって思って。
次の、やけに色気のあるヤツで「……ん?」って思って。
続くマユリの名を呼んだ時の震える感じで「ちょっwwwwwすおさんwwwwwwwww」ってなりました。
そうよね……地の文が怪しかったもんね……(笑)
確かに、すっげーいいもの見させてもらったんだけどね。それはもうイイもの見させてもろたよ。
それ以上にね……こう……公式に「もうマユリ以外ありえねーから」っていう死刑宣告受けた感じに思っちゃってさ……。
わ……わかっ……
わかってるよそんなことぉおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
(_;´Д`)_バァン!!秋でえりか嬢と千鳥さんトコもしっかり関係が深まってた事も散々見せつけられたけれども!!
何だよお前らちくしょう幸せ真っ只中かいつまでも末永くお幸せに!!!!って思ったけど!!!!
すおえり的な一縷の望みを持っていただけに。叶わないと思っているだけに。
ぐっ……まさにこれこそ、「叶わぬ恋でも想い続けることができますか――」状態である……(※一弥さんがすおえりに対して)
えりか嬢がちょいちょいすおさんへの感情を素直に口にする所がありますけれどもさ……すごく嬉しいはずなのに、素直に喜べなかった……(笑)
フクザツなヲトメゴコロであります。
あと、思わず自分の小説本読み返しちゃったよねw
「何だよ、常習か?」とか思っちゃったよ!
えりか嬢に言われて、すおさんあんなに否定してたじゃん!!って(それはお前の創作の中の話だ)
そして、後者のアレ。
墓標を前にしたあのすおさんの、人殺してそうな顔。痺れました。イケメンすぎる……。
個人的には、前者よりも後者のすおさんに心奪われました……美しい。
でも、まぁ、あんな顔になるよね……(笑) すおさんからしたら特に。
話を聞く前に起こった悪心で「あぁ……」とは思いました。
大人の女性が明確に現れるのはすおさんの義母とダリア先生だけ(方喰寮長はグラがないので論外)なのですが、彼女が悪心を感じる程のものを持っているのは、明かされている所で言えば義母を除けばダリア先生だけですしね……。
ネリー先輩が意識的・無意識的問わず片棒を担いでいなかった所をみるに、もうそこで決まりだなって。
引き継ぎの名を聞いて、始まりの七不思議でようやく知ってる名前が来たとも思いました(笑)
オリジナル用ネタ帖が大活躍である。
アガペのタルパ、「無償の愛の化現」とか、その辺りになるのかな。
「アガペ」はすおさんが口にした、キリスト教での教えである「神の無償の愛」ですね。
で、「タルパ」というのは日本語読みであって、本来はチベット語で「トゥルパ」と言います。
広く知られている意味では「思念形態」を指す言葉なのですが、仏教本来の意味合いとしては化身とか化現とかを指す言葉です。
仏教的に言えば、ブッダが数々の奇跡を行った際の概念として、または、悟りを開く為の発現、顕現という手段として言われる事があります。
現代的には先に挙げた思念形態を指す事が多いです。というか、西洋的な解釈はこちらですね。
西洋秘術や魔術的な事柄によく使われる感じの概念のひとつかなぁ。(って、ネタ帖に書いてある)
で。
トゥルパという思想概念的なものは、何も信仰がなくちゃダメだとか、特別な修行が必要になるだとか、まったく以てそんなものは必要なく、この現代においても誰にでも化現させる事の出来る概念だと思っています。
思念形態であるなら、人は誰しも何かを思っている。それが何でもいい。
色々と考えていて、精神疾患の一つと言われている「解離性同一性障害」と似たものがあると気付きました。
解離性障害の軽度なものは、自分ではない感覚を覚える「離人症」や、特定の感情や記憶を切り離して自分へのダメージを回避する「解離性健忘」と言われている症状ですが、もっと重いものを「解離性同一性障害」といい、これはそれらが自我を持ち成長して己の前に別の人格として現れる、という症状になります。
先程、誰でにでも起こりうると言ったのには訳があって、正常な症状としてもこの解離性障害のひとつと挙げられる「イマジナリーフレンド」があります。
座敷童に似たようなもので、幼児期に一人っ子や女性の第一子に多く発現します。
大体は自分の理解のある優しい友達感覚でとても優しい幻想である事が多いのですが、人により「守護者」「神」「悪魔」等々概念が変わる者があります。
これは成長するにつれその概念が消え失せ無くなるので、これをこじらせた感じだったのかなぁ……とはちょっと思ったのです、が。
ここからはそれらを踏まえた私見ですが、ダリア先生がアングレカムへ引き取られたのは、現地イタリアでの神父である祖父の伝手だったのではないかと。
何かしらの原因で親を失ったダリア先生が、当時神父だった祖父に引き取られ、徐々に安寧の地を得たと安心する。
けれど、不幸な大火災か何かで自分だけが生き残ってしまう。
二度も心安まる場所を失った彼女は、、、みたいな。
農場で譲葉先輩がダリア先生と対話している時に感じた「私のように為らないで」というモノローグや、先生が時折見せてくれる優しい本心、それに被るように見える不穏な空気等、秋篇では該当する事が散見しましたもんねぇ。
もうひとつ、この「解離性同一性障害」を発症しやすい資質ひとつに「空想傾向」が強い事、があります。
つまり、「タルパは蛇だと思え」と残された言葉が指すものは……言いたい事は……わかるよな?(笑)
しかし……それを記したニカイアの会長殿は、なかなかに頭の切れる方だったんだな、と思いました。まさにジャストなネーミング(笑)
その頃からニカイアの会絡みの顧問をしていたのでしょうから、そりゃ破りたくもなるわな。
読みが合っていれば、蘇芳さんはその乖離した別の人格と対峙する事になります。
彼女が悪心を覚えているのはダリア先生当人ではなく、先生が作り出した別人格の方、ですね。
ただ、この「蛇」の出所はまだ諸説ありそうですよね。
「アガペ」の意味をまんま「無償の愛」と捕らえるのはいいとは思うのだけれど、先述したような事を実際に体験してしまったら、その「悪」に対しての気持ちの折り合いをどうしたんだろうって。
譲葉先輩との対話の中で「私には神がおられます」って言った時の揺らぎって、つまりこれだと思うのですが。
個人的には、蘇芳さんがどんな決断を下すのか、早く知りたい。彼女はそこまですぐに思い至ると思うから。
そこを見据えて尚どういう態度に出るのかが、知りたいですね。彼女もああいうお人柄なので(笑)
冗談で人に「冬はすおさんが『悪心を克服(物理)』って展開になるって信じて疑ってないんだよ!」と言いはしたのですが、本当にそうなるのかしらw なったら嬉しいなぁww
こんな感じで、秋篇を飛ばして次をやるとものすご後悔する事になると思うので、絶対に秋はやるべき。話の流れを追うだけでもいいから。
……え? なんでこんなん出てくるのかって?
お前……『3×3EYES』を知らないとは言わせないぞ……。
あそこから着想を得てインド仏教やらチベット仏教やらを始め他の宗教に興味持って、学校の図書室の資料だけじゃ全然足りないからでっかい県立図書館に通い詰めて調べまくった同人屋根性を舐めるな……!!←当時小5
今みたいにちょっとぐーぐる先生に尋ねたら概ねの事がすぐに判るような事なかったんだからな……!!
えーと(笑)
EXTRAに関しては、ひとまずこんな感じで。
本編を終えて
本編の最後、譲葉先輩とネリー先輩が学院を去っちゃう事でますますすおさんへの風当たりが強くなるじゃないか……譲葉先輩も罪な人だよ……って思ったんですが。
一度「蛇」を体験し、ニカイアという後ろ盾を無くした今、ネリー先輩を守る術としては学院に残るよりも出て行く方が安全なのでしょう。
信仰に背く行いをする事で居づらい思いをさせるくらいなら、って気持ちもありそうですが。前者の方が大きいだろうな、多分。
こうなると、じゃあ、行方不明になった生徒は自主的に去った者以外は、本当にアングレカムの壁の外に行ったのか、ってなりますよね。
個人的にはますます何処かに捕われるというか、監禁されている陰謀説を推したくなってしまった。
先生の中にいる「蛇」は、ただアングレカムという「天」から子羊を追放するだけでは物足りないんじゃないかって思うんですが。
ほら……すおさんの義母の例があるじゃないですか……すおさんが悪心を覚えちゃうんなら……ねぇ……。女って怖い。
冬では、そんな怖い女の争いが見られると思うと、ちょお楽しみであります。
……これがセガサターンくらいのレーティングなら、家庭用でも絶対に、終わりの方でマユリと致すトコ入るよな……(笑)
ぐっ……自分で言ってダメージだわ……。
ぃや……わかってるよ……すおさん、マユリが大好きだって……わかってるよ……!!
これも物語が終結する上で欠かせない展開だって事もわかってるよ!!
同人は公式と違う事やってなんぼだってわかってる!! でも!!
カウントダウン1日目のアレでどれだけぼくの心を弄んだかわかってんのかイノグレ!!
もうっ、大好き!!!!!!!
まぁ、うん(笑) ホント、どこまで表現規制と戦うんだろうか、イノグレ……(笑)
他にも何か思ったんですが、思い出せないのでまた思い出したら。
他キャラの好きなシーンとか
ここからは他キャラとか、好きなシーンとかをつらつらと。
身体を張った立花
まず第一に、立花……(笑)
杉菜さんが立花が身体を張って大活躍していると仰有っていたのを思い出します……(笑)
が、身体を張りすぎであるwwww
お前「おひげ!」ってなんやねんwwww テンプレートすぎるだろwwwwwww
素で腹筋持って行かれました。久々に大笑いしたわ……(笑)
その後の譲葉先輩のフォローになっていないフォローもいいよねw すごく動揺していた事がよくわかりますw
でも、立花が一番身体張った事って、やっぱハロウィンだよね。
やりやがったwwwwって思いましたwwwww 本気で笑い死ぬかと思ったw 呼吸困難でしばらくのたうち回りましたw
クオリティがバカ高すぎるのは蘇芳先生の渾身の作品だからだよ……!!(笑)
こことEXTRAのアレのせいで、Vita秋篇はレーティングがDになりそうな予感(笑)
しかし、今回は立花がちょいちょい美味しい所をさらって行ったように思います。うまい橋渡し役だよな、立花。
今回は大人しかった千鳥さん
次に、千鳥さん。
斬り込み隊長的な勢いを持つ彼女でしたが、案外大人しかったな。えりか嬢に釘刺されてるからかな(笑)
人前ではそういった事は絶対にやめろとか言われてそうですよね。学院的なもので。
もっとガツガツ来るかと思ったのですが、そこまでじゃなかったな……冬へのお楽しみか……?
鳥が苦手だとは、結構意外でした。
クチバシが苦手って言ってたけど、もしかして先端恐怖症とかだったりすんのかな。
次に、えりか嬢が譲葉先輩に編み物教えてる時のアレ。
不満そうにしているわんこかわいいよわんこ(*´Д`*)
普通に「羨ましい」ってぼやいてたもんなw
そこまで不器用ではない感じもするので、ものを作らせてもそこそこいいものを作るのではないかと思いました。決定的な料理下手って感じでもなさそうだしね。
あとは、図書室で譲葉先輩と二人で話していた時の「どうしても手に入れたいものが二つあったらどうする?」という譲葉先輩からの問いに答えたシーン。
本当に強い人だな、と思いました。しっかり決断の出来る人だ、と。
聡い人は大好きであります。美しい。
だから、余計に、丸くなって穏やかな千鳥さんだけしか目に出来なかったのが悔やまれます(笑)
ツンケンした氷の刃みたいな千鳥さんも大好きなだけに。クールビューティは大好きだよ!
八重垣のアレにツッコミ隊
次に、えりか嬢。
今回の秋篇においての譲葉先輩を支えるメインブレーンとしてよく働いたのではないかと思いました。
すおさんも色々と仕掛け人・サポートとして働きましたけれど、純粋にみんなのサポートに回ったのはえりか嬢だよね。
えりか嬢に対して突っ込みたいところは色々あるのですが、ピックアップするのなら……やっぱアレか。
「……白羽でもトイレになんて行くんだな」
これに尽きる。
ここで素で机に突っ伏したとか言いません(´ω`)
お前……それは……発想が「アイドルもトイレなんて行くんだな」とかと同程度だぞ……!!www
どんだけお前の中で神聖化されてんだよwwww んもぅ大好き!!!!←
あとは、譲葉先輩に「下劣」って吐いてるシーンとか好きです。言ってる事はあれですが、心配が滲み出ていてすごく好き。
その後の、件の甘いやり取りというのも(笑)
えりか嬢だけならいくらかの厭味だけで済むんでしょうけど、千鳥さんもいたしな。上手い(笑)
それから…………これは、後でいいか。
すおさんがスーパー白羽だった
次に、蘇芳さん。
「スーパー名探偵」の地位を揺るがすことのない発想の数々は、さすが主人公然としていますよね……! イケメン!
しれっと期末試験オール一位とか、どんなやねんwって感じじゃないですか……(笑)
あー、でも、自分も小学生の頃に一回、親父殿に提示された「SFCを買って欲しければ、夏休み前までに数回やるテストで全部100点取れ」っていうのをひとつも落とすことなくクリアした思い出があります。
それまで、良くて60点とかしか取ってなかったんですが(この頃から学校の勉強に興味なかったから)、この時はちゃんと授業聞いて、教科書もじっくり読み込んで、ってやったハズ。
目の前に目標があると何でもやるタイプだったのは今も変わってない感じですが、そういうのを思い出しました(笑)
その後? ゲームの方が大事だったに決まってるじゃまいか(´ω`)←ダメな人の典型
それから、人との距離が近くなりましたよね、すおさん。
譲葉先輩に対して結構ベタベタしていたような気がします。熱見たり、意気込んで近づいたり、縋ってみたり、ハグしたり。
……まぁ、シェイプシフターの時のあれは、計算して近づいたような気もしなくはないんですが(笑)
被服室で測定している時のあれは、本当に譲葉先輩の役得だと思うよ……w
残った不満はやっぱり推理パート
それから、先程後回しにしたやつ。秋の推理パートの事です。
個人的には夏とどっこいの難易度で悩む事がなかったのです、が。
どうしてそうなったのか、みたいな答えを作中でしっかり頂いたので、秋は突っ込むのはやめにしようと思いました(笑)
物の組み立て方がすおさんとえりか嬢で違うのは当たり前として、でもえりか嬢であれは無かったわ……って思ったんですよぅ……。
難易度を下げた分数増やして水増しか?!とまで思ったんですが(笑)
譲葉先輩もえりか嬢と同じで「きちんと揃えた材料からしか答えを導き出せない」との事なら、まぁ、うん。
すおさんがどんだけすごいかっていう事の証明にもなっているし、事実、わかりやすい所からの材料で判るようにはなっているんですが。
春篇も、テキストをしっかり読めば判るって、思ったよ……? あとは、そっから閃くか閃かないかじゃん……?
この「閃き」を導くのに考える時間ってすんごい楽しい時間なんだけど、そうじゃない人の方が多いって事、なんでしょうかね……。残念。
イノグレもこの部分は苦心したみたいな感じを受けましたし。大変だな、続きものとしてやっていくのって(笑)
何だか上から目線な言い方ですが、そんだけ作品の中で楽しみにしていたパートだったんだよ……。
冬はすおさんに戻りそうなので、すごく期待しているのですが。どうかなぁ……。
総じて
今回の「秋」は、個々のイベントが起伏に乏しい感じに思えて仕方なかったのですが、しょうがないのかなぁ。
雰囲気としては秋らしい穏やかだけど物静かな感じがとても良いと思いました。
が、故に、どれもパンチが効いてない。
春や夏に比べると、本当に穏やかな空気で一貫されていたように思います。それが狙いなら、これでいいと思うのです、が。
これから、厳しい「冬」になる前だからね。そういう雰囲気になっていくという流れは、素晴らしい。
だけど、夏のようなキャラがとことん光っているような雰囲気を期待して秋篇をやると、すんっごい肩透かしな上、あの終わりかよ!っていう不満になっちゃうんじゃないかなぁ。
個人的には、秋は夏以上に震えた作品なんですが。評価が難しいね(笑)
自分が見ている部分と、他の方が見ている部分が同じではない感じもしているので。
最初の春篇の時にも書きましたが、ただの百合ゲーだったらやってない。イノグレが出した作品だったからやった。この差ですかね。
怒られてしまいそうな事言いましたが、これが本音だしなぁ。好きなメーカーさんの作品は応援したいだけ、なんですけどね(笑)
だかだかと綴って参りましたが、とりあえずはこんな感じ、でしょうか。
また何か思いついたら追記する感じで付け足していこうかと。
上に挙げたダリア先生への疑惑はあくまでも個人的な推察ではあるのですが、どうかなぁ……。このままキャラを綺麗なままで突き通すのかな……。
あとは……文字通りにやっぱり地下に何かあるのかなぁ、くらいですかね……。
最終的な答えとなる「冬篇」が今から待ち遠しい感じです、はい。
春篇と夏篇の感想文もあります。