「FLOWERS」でのイチオシを考える。
つまるところ、この2人がイチオシである。(話終わり)
えりかにちょっと耳を貸せと言われたので顔近づけようとしたら不意に引き寄せられて思っていたのとは違う方向で近くなってしまって慌てている蘇芳さんとそれを面白がっているえりか嬢、の図。
ぐだぐだとキャラ見解を語ってしまったので、長文注意。
目次
どうしてそう思うに至ったか
お話的に、蘇芳さんはマユリにそれはものすんごく首っ丈なのですが、意外と(恋愛ゲームの主人公らしく)博愛的な所もあって、それが、まぁ、マユリ以外とくっつく可能性も若干秘めているように思ったのですね。
「FLOWERS春篇」では、一弥さん的双璧は譲葉先輩とえりか嬢なのです。
んで、創作をするなら、やっぱり好きキャラ同士がキャッキャウフフする様を見たいと思うのが道理だと思うのです。
だけど、関連性を無視してただ好きキャラだけをくっつけるというのは好きではないので、譲葉先輩とえりか嬢がキャッキャウフフするのはなんか違う。
この2人は知人の又聞き程度の知り合いなので関係が希薄ですし。
想像するに、ビジョン的にもなんか違う(笑)
じゃあ、誰となら違和感なく、尚且つ、くっつけるキャラ同士で良い味が出せるのかって考えたら、もう蘇芳さんしかいないじゃないかキミに決めた!
と、いう、なんとも大雑把な思考で、わたくしはえりか嬢と蘇芳さんをイチオシしたく存じます。
作中のあの独白が鍵だった
蘇芳さんがえりか嬢に最初に出会って感じた「私と似ている」という部分が手伝っているのか、蘇芳さんが出会っていく人達の中で一番本心に近い部分で話をしているのがえりか嬢なのだと感じたのです。
隠喩を多用して物を考える癖のある蘇芳さんの言葉の裏まできちんと解釈してそれと同等以上に返してくるえりか嬢には、最初のうちは話の通じる書痴仲間的な懐き方をしているように感じたんですが、案外、蘇芳さんが一番最初に無意識に気を許した他人だったのではないか、と。
実際、知り合ってからのえりか嬢との対話は、他の人に比べると肩肘張っていない感じですし。
えりか嬢の方は、引っ込み思案だけれど、つつけばウィットに富んだ話が引き出せる蘇芳さんは、体の良い暇つぶしの相手というのが最初だと思いました。
どこか人を食ったように話をするえりか嬢ですが、それだけじゃなくて、話を聞く時は茶化しながらでもきちんと最後まで聞いてあげるし、蘇芳さんが掛けて欲しい言葉を遠回しに投げてやる辺り、根底の部分はとても優しいんだなと思います。
身の上で色々あってあんな感じになってしまったんでしょうが(笑)、静かに熱い人だと思います。
そんなえりか嬢だと思うので、蘇芳さんは放っておけないタイプだと思うんだよなぁ。
何かしらの場面でいつも蘇芳さんに助け船を出しているのはえりかですし。
こうして考えていると、蘇芳さんがえりか嬢に惹かれても何ら違和感ないんですよ、えぇ。
逆に、えりか嬢も意図せず蘇芳さんを想ってしまっても問題なっしんぐなんですよ。えぇ。
けれど、この2人は親友以上恋人未満的な関係が一番かもしれない、とも思っています。
それぞれの1番ではなくて、寄りかかりたいと思った時に遠慮無く少しの間背を預けることのできる関係、と言いますか。
友情でもこれは成り立ちますが、それじゃないんだよ……なんて言えばいいんだろう。
お話的には、蘇芳さんは立花にそういう立場を見ているように読めたんですが、自分的にはそれはえりか嬢だと思いました。
えりか嬢は譲葉先輩とも面白い会話を繰り広げそうだけれど、二人とも直球を投げてそうでそうじゃない言い回しなので腹の探り合いのような危うい感じになりそうで(笑)
蘇芳さんと譲葉先輩は公式でもやりとりは節々でありましたが、もっと見たかったなぁ。
先輩が蘇芳さんを引っかき回しているのが面白い。
めちゃくちゃな会話の中にちらちらと見え隠れする蘇芳さんへの親愛が良いですよね。
そもそも、譲葉先輩には小御門先輩がいらっしゃるのでね。
上で「蘇芳さんしかいないじゃないか」とか言いましたが、先輩と蘇芳さんをくっつけるというよりは、譲葉先輩は先輩としてのスタンスで蘇芳さんを愛でていって欲しいなっていう希望。
とまぁ、色々と考えた結果
えりか嬢には蘇芳さん、なんですよ。「FLOWERS」ではね。
蘇芳さんにはマユリがいるんだという前提のすおえり推奨。
触れてきそうでそれ以上は踏み込まない、きっかりと一線がある関係がいいです。
その雰囲気を楽しんでいるえりか嬢と、そこに甘えている蘇芳さん、というのがおいしいのです。
じゃれて手を握ったりぎゅってしたり、不意に顔が近くなったりはしても、敢えてそこでとどまる。みたいな。
だけど、もし、この2人が互いに一線を越えてしまうようなことがあるのならば、その時は何の躊躇いもなく踏み込んで欲しいです。マユリがいなくなったとしてもそのスタンスは変わらないでいて欲しいなぁ。
ここで蘇芳さんが完全にえりか嬢に頼っちゃうと、次作の公式のお話的に色々不都合が出てきそうでさ(笑)